元・陸上幹部自衛官の13年間の奮闘記

ダメダメ大学生だった元陸上自衛官の13年間の自衛隊での経験や教訓を共有するブログ

【4分で読める】 幹部候補生の休日の過ごし方 〜休日は、社会勉強を!〜

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おはようございます。

元・国防男子の大吉です。

 

今日は、「幹部候補生の休日の過ごし方」についてお伝えします。

 

幹部候補生にとって一番楽しみなのが、休日

陸上自衛官は、国家公務員なので基本的に土日や祝日は休み。

訓練で土日や祝日が潰れたときには、しっかり代休がもらえる。

 

もちろん、GW休暇お盆休暇年末年始休暇もしっかり休める。

親孝行をするために!

 

今の幹部候補生学校のシステムはわからないが、僕が入校していたときは、

土日・祝日が完全に休み

 

しかし、僕たちの1期前の先輩達は、土曜日の午前中は区隊全員で

自主錬成」の時間だったらしい。

 

でも、その1期前の先輩たちが土曜日に自主練をしていた時、

候補生(部内幹部候補生)がアキレス腱を断裂してしまい、

そのまま原隊復帰となってしまった。

つまり、せっかく入校したのに教育を受けられなくなってしまった。

 

そのとき、

「何で、休みの土曜日に訓練をさせているんだ?」

「この責任は誰が取るんだ?」ということで、部隊側ともめたらしく、

当時の幹部候補生学校は、「候補生には、土日の訓練はさせない。」

という方針に変更したのだ。

 

だから、僕の候補生時代は土曜日の自主練は無く、金曜日の夜から外出ができた。

 

金曜日の外出前の最大の関門

 

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月曜日から金曜の夜までとてもストレスフルな生活。

だから、金曜日の夜が一番気分が高揚する時であるが、

外出の前には恐怖の清掃がある。

 

この外出前の清掃がかなり大変・・・

廊下に付着した靴墨を徹底的に落とし、公共場所の清掃、居室の清掃、

整理整頓等、金曜日の夜に徹底的にやる。

 

 何度も、何度もやり直しとなり、中々外出をさせてもらえない。

 

皆で廊下に這いつくばって、「激落ちくん」やクレンザー等の

あらゆる清掃グッズを駆使しながら、廊下のタイルを擦りまくる。

 

入校当初は、要領がわからなかったため、なかなか靴墨を落とせず大変だった。

様々な清掃グッズを試しながら要領を得てくると、

次第にスピードが上がってくる。

 

気の毒なのが、区隊の環境美化係

環境美化係は、区隊の清掃、整理整頓の全責任を負う。

 

清掃が終了したら、まずは、環境美化係が区隊の清掃の責任者として点検する。

そして、付教官のところに行って点検を依頼する。

 

付教官の点検中は、候補生はそれぞれの清掃箇所に起立をして点検を受ける。

そして、環境美化係は、付教官の指摘事項をメモしながら随行する。

 

陰毛が1本でも落ちていたらアウト!

 

付教官 :「なんだ?これは?」

     「お前、ちゃんと点検したのか?何でこんなものが落ちてるんだ?」

     「やり直せ!

 

S候補生:「すみません!すぐに、是正します!」

 

付教官 :「またそれか・・・もう聞き飽きたんだよ!

 

バチンッ! ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!

(あー、(環境美化係の)Sくん、ごめん!)

 

付教官 :「次は、何時に点検できるんだ?」

 

S候補生:「30分後にお願いします。」

 

という風な具合だ。

 

付教官が清掃状況に納得して初めて外出が認められる。

長いときは、清掃時間が4時間を超える。

でも、外出のため。

必死でやるべきことをやる。

 

2300の消灯ラッパが鳴り響いた後、やっと外出できる時もあった。

 

どんなに遅くなっても、金曜日の夜には外出を絶対する!

僕は、そう決めていた。

 

幹部候補生学校では、外泊が認められている。 

金曜日の夜に外出をし、金曜日と土曜日の夜に外泊をして、

日曜日の夜の点呼までに帰ってくればいい。

 

もちろん、幹部候補生学校内でも宿泊はできる。

お金を節約している人や既婚者は、外泊をあまりせずに学校に泊まっていた。

 

僕は、当時まだ独身だったし、休みの日はすべて外泊

やるべきときはしっかりやって、遊ぶときは思いっきり遊ぶと決めていた。

 

幹部候補生学校で寝泊まりしなくてもいい日は、一度も寝泊まりしなかった。

久留米市内には、候補生割引で安く宿泊できるホテルもあったので、

2泊で1万円弱で宿泊できた。

幹部候補生学校生活で、唯一一人になれる時間

こういう時間は重要だと思う。

 

アパートを借りるという選択肢も!

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2人で1つのアパートを借りて、休みの日にはそのアパートで

寝泊まりをしている同期もいた。

 

久留米市内のアパートの家賃は、1LDKで大体月5万円くらいなので、

2人で割り勘すれば1人2万5千円。

 

毎週ホテルに宿泊するよりもずっと安い。

テレビや洗濯機、布団付きなので、何も揃える必要がない。

エアコン、シャワーや浴槽もついているので、快適だ。

 

でも、大体そこは同期の溜まり場になってしまう(^^)

僕も金銭的にきつくなったときは、ちょっとしたお土産を持っていって、

お世話になったこともある。

 

また、奥様を帯同している同期もアパートを借りていた。

幹部候補生は、車を乗ることを禁止されているため、

免許を持っていても運転をすることができない。

そこで、この奥様に運転をしてもらって、飲み屋に連れて行ってもらったり、

熊本に旅行に行ったりもした。

この奥様には本当にお世話になった。本当に感謝している。

候補生にとって、外出・外泊は至上の喜び

プライバシーの無い15人一部屋の生活

 

一般大学や修士卒の人たちは、学生時代に一人暮らしをしていた人がほとんど。

よって、寝ても覚めても同期と一緒という環境は、ストレス

 

そして、毎日、起床から就寝まで気の張り詰めた環境で、

全力で活動することのストレス

 

このようなストレスから解放されるのが、金曜日の夜

 

一週間全力で過ごした分、金曜日の夜は、本当にワクワクする。

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

金曜の夜だー!

 

  • やっと、同期と酒を飲みに行ける!
  • やっと、臭い浴場に入らなくてもいい!
  • やっと、一人になれる!
  • やっと、テレビが見れる!
  • やっと、夜更かしができる!

 

土日は全力で遊び、英気を養う。

いや、実は遊びすぎて、土日が一番疲れる

でも、そんなことは口が裂けても教官達の前では言えない。

僕の幹部候補生の時代の休日の過ごし方 

  • 同期と飲み会(久留米、博多)
  • 観光(福岡、長崎、大分、熊本、佐賀)
  • 温泉に入ってまったり
  • 映画
  • 買い物
  • 同期とお見合いパーティーに参加
  • そして、テスト前にはプリントを持ち出して宿泊ホテル内で勉強 など

 

大学生のときにはできなかった大人の遊びも、同期とともに経験をする。

 

キャバクラ、スナック etc・・・

 

個人的には、

博多で同期と3人で行ったお見合いパーティーが楽しかった。

男性5,000円、女性無料のお見合いパーティー。

人生初のお見合いパーティー。

 

ドキドキ・・・

 

でも、同期と一緒だから大丈夫!

 

まずは、自己紹介カードを記入して、

3分ごとに参加者の女性全員と一人ずつ会話する。

会話タイム終了後、自分の気に入った女性を自己紹介カードに3名記入して提出。

最後にマッチングしたカップルが紹介され、終了となる。

 

あれっ?あれれ??

参加男性の中に見たことのある顔が!!

同じ区隊の同期がこっそり参加していたのだ。

そして、ちゃっかりカップルになっていた。

 

(みんな、陰で色々やってんだな(^^)

 

僕は、残念ながらマッチングはできなかったのだが、

一緒に来ていた同期が幸いにもマッチングできた。

 

さて、この後どうする?ってなって、

そのマッチングした優しい同期とそのお相手(看護師)のご厚意で、

同期とそのお相手とそのお友達(保育士)で飲み会に行くことに。

ちょうど、航空自衛隊の戦闘機のパイロットも参加をしていたので、

声をかけて飲み会に誘った。

 

せっかくマッチングした同期に申し訳ないなと思いつつも、

幹部候補生学校では女性や戦闘機のパイロットと話す機会がないので、

楽しいひとときを過ごさせてもらった。

 

やはり、持つべきは同期

 

卒業後、部隊でもお見合いパーティーは計画されていて、

独身の幹部自衛官は、半ば強制的に参加させられる。

お見合いの話も数件紹介されたことがある。

 

なので、

あなたも独身であれば、部隊で婚活パーティー等に参加する機会が

あるかもしれませんね!

 

休日こそ学びの場 

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幹部候補生学校での勉強も大切だが、休日の社会勉強はもっと大切だと思う。

幹部候補生のうちに、色々な遊びを経験しておくと良い。

すべての経験が社会勉強

 

部隊に配属されたら、上司や同僚との付き合いでキャバクラにも行くし、

スナックにも行くことになる。

ほぼ確実に

女性隊員でも一緒にキャバクラに付いてくる人もいる。

そして、男性隊員よりも楽しんでいる。^_^

 

自分の経験が無い事を、

部下に服務指導はできませんよね?

 

昔、僕の部下でキャバクラのお姉さんにハマってしまった

隊員(陸士)がいた。

キャバクラに行く度に、その子を指名して、高いお酒を入れる。

そして、ブランド物のバッグを貢いでしまう。

彼は、その子のために200万円くらいつぎ込んでしまっていた。

キャバクラのお姉さんの営業トークにやられてしまって・・・

 

自衛隊は男社会なので、女性と話す機会があまりない。

よって、女性慣れしていないため、女性に少し優しくされると

コロッといってしまう隊員も多いのだ。

 

巧みなトークで男に貢がせる女性がいるのは事実。

女性がどういうトークで客を持ち上げるか

観察しておくだけでも、

もし僕の部下のような隊員に服務指導する場合には、

説得力のあるものになると思います。

 

ハメを外したり、ハマりすぎるのは良くないですが、沢山の人と話したり、

出会ったり、経験をして自分の経験値を高めていくことは大切だ

と思います。

 

最後に

幹部候補生学校での生活は、僕にとっては、初めての九州での生活だった。

 

  • 人が温かい。
  • 食べ物が安くて美味しい。
  • 芋焼酎にもハマってしまった。
  • 久留米の大砲ラーメンは、こってりしてて美味しい!
  • 飲み屋では、キャベツが無料で食べ放題
  • 美人が多い!
  • 博多弁は癒やされる。

 

だから、 

 

休日が楽しくてたまらない!

休日が待ち遠しくてたまらない! 

休日を満喫するために、平日の訓練は全力で頑張ろう!

 

こう思って幹部候補生学校生活を過ごすと、

あっという間に卒業式ですよ(^o^)

 

九州、福岡は本当に楽しいところです!

これから入校する人は、大いに楽しんでくださいね! 

 

卒業生は、「こんな所には、二度と久留米〜」

と言って卒業するのですが、

僕にとっては、何度でも行ってみたい場所でした。

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も皆様にとって良い一日となりますように。

 

元・国防男子 大吉