元・陸上幹部自衛官の13年間の奮闘記

ダメダメ大学生だった元陸上自衛官の13年間の自衛隊での経験や教訓を共有するブログ

【超重要】7分で読める 陸上自衛隊一般幹部候補生試験合格者が入校までに必ず準備しておくべき5つのこと

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陸上自衛隊HPより引用)

 

おはようございます。

元・国防男子の「大吉」です。

 

先週、陸自一般幹部候補生の2次試験が終了したところだと思いますが、

いかがでしたでしょうか?

 

ネット上には、陸上自衛隊幹部候補生学校に関する情報って少ないですよね?

僕も、

  • 入校したらどんな地獄が待っているんだろう
  • どんな訓練をするんだろう
  • 将来は、どんな道に進むことになるんだろう

不安を抱えたまま入校したことを覚えています。

 

そんな不安を抱えている人に加えて、

  • 一般幹部候補生試験に合格したけど、何を準備したらいいのかわからない人
  • 体力が重要なことは想像できるけど、具体的な基準を知りたい人
  • 幹部候補生学校で、少しでも心に余裕を持って過ごしたい人
  • 幹部候補生学校を少しでも良い成績で卒業したい人
  • 幹部候補生学校での成績が、どのように将来の自分の昇任等に影響を及ぼすかを知りたい人

におすすめの記事を書いてみました。

 

この記事に偶然たどり着いたあなたは、正直、超ラッキーです!

 

ぜひ、最後まで読んでくださいね!

 

僕が幹部候補生学校で感じたこと

今回の試験に合格された一般大学卒者(「U」という。)は、

防大卒者(B)陸士・陸曹経験後、一般幹部候補生試験を

合格した者(Uダッシュを含めて「Aグループ」という枠組みに分類され、

将来、陸上自衛隊の中核となることを期待されています。

 

僕は、幹部候補生学校を卒業した者として、幹部候補生学校での教育は、

これまで受けた教育の中で最も充実していて、

一番自分を成長させることができた教育だと実感しています。

 

自分のすべてを曝け出し、自分の無力さを実感し、

同期と切磋琢磨して真の絆を深め

先人の多大な努力や国民の支えを感じて、感謝できる場所。

 

これまで何十年と沢山の卒業生を排出し、何度も改善を重ねて

信頼されるリーダーを育成するための洗練された教育。

 

民間企業では、絶対に受けることができない教育。

 

そんな素晴らしい教育への切符を取得できたあなたに、

幹部候補生学校への合格通知を受け取った後から、

入校までに準備をしておくべきことについて話します。

 

僕が実際に約1年間の生活を経験して、

  •  これはやっておくべきだった
  •  これをやっておけばより効率的に幹部候補生学校での生活を過ごせた

と、僕自身の実際の経験からの反省を踏まえ、まとめてみました。

 

これさえやっておけば、苦労はかなり軽減されるはずです!!

 

まさか、入校すれば何とかなるとは思っていませんよね? 

 

準備をしないで入校することは、

素人がプロボクサーに戦いを挑むようなもの

やりたいことを何もできずにノックアウトされて、

そのまま試合終了(卒業)となってしまうだろう。

 

入校前の準備が大切な理由は2つ。

1 将来の自分の部下に対する責任

幹部候補生学校の候補生育成のための目標は2つ。

 資質の涵養」:信頼される小部隊のリーダーの育成

に焦点を当てた資質の養成 

 識能の付与」:小部隊の指揮官として必要な職種共通の基礎的識能の付与

 

幹部候補生は、卒業後には小部隊のリーダーとなる。

つまり、自分の父親くらいの年代の人を含む30名程度の部下を持って

仕事をすることになるのだ。

 

将来の自分の部下とは部隊に着任してから信頼関係を築いていくことになるが、

上記の目標にある「信頼される小部隊のリーダー」になるためには、

 

  • 周りの状況はどうなっているのか
  • この状況下では自分は何をすべきなのか
  • どうすれば部下からの信頼を得ることができるのか
  • どういう気持ち、態度で部下に接すればいいのか等

 

を教育中に体感しながら、常に自問自答し、教育中に得た経験を

自分の糧にしていかなければならない。 

 

あなたは、自分のことで手一杯で周りの状況が

見えていない上司に付いていきたいだろうか?

 

  • 幹部候補生たるもの自分のやるべきことだけで手一杯になっていてはダメ
  • 自分のことだけをやっていてもダメ
  • 自分のやるべきことはできて当たり前

 

厳しい状況下でも、自分の事は二の次

できていない者を助ける、協力する、耳を傾けるという奉仕の精神

リーダーに求められている資質だ。

 

教育期間は、長いようで非常に短い。

「信頼される小部隊のリーダー」に少しでも近づくためには、

できる限り事前に準備をして全力で教育に打ち込み、

助けられる方から助ける方へ回る事が重要なのだ。

 

2 幹部候補生学校の成績が、10年後くらいまでの陸自生活に影響

幹部候補生学校での成績は、卒業から10年後くらいまで

色々な場面で大きく影響してくる。

(ちなみに、海上自衛隊の場合は、幹部候補生学校での成績が定年まで付いてくると言われている。) 

 

この事実を知っているだけで、幹部候補生学校での過ごし方や心意気が

変わってくるはず。

逆にこのことを知らなければ、与えられたことをやるだけに終始してしまい、

自主性のない、あまり収穫のない教育期間になってしまう恐れがある。

 

幹部候補生学校の成績は、具体的には、

 ◯ 1等陸尉から3等陸佐への昇任のスピードに影響する。

  ・ B・U(院卒を除く。)幹部は、1等陸尉までは同時に昇任する。

  ・ 3等陸佐へ1選抜で昇任できるのが約半数。残りの昇任は、半年以降

  ・ 一発逆転するためには、幹部学校の指揮幕僚課程(CGS)試験(1等陸尉になってから受験し、4回受験しなければならない。)に合格しなければならない。

 ◯ 職種選択や任地の希望が通りにくくなる。

   ただし、組織の要求や職種適性も考慮されるので、成績が良くても希望通りになるとは限らない。

 ◯ 成績が悪ければ、マイナーなポストしか回ってこない。 

 ◯ 成績が悪ければ、英語課程等の入校機会を逃す。

   (上司の許可を得るのが難しくなる。)

 ◯ 成績が悪ければ、留学の機会も無くなる。

 ◯ 指揮幕僚課程(CGS)の選考に影響する。 など

 

幹部候補生学校の成績が重要な理由は、

幹部候補生学校での教育が陸上自衛隊で最初で最後のB・Uの同期全員が

同じ教育を受ける教育であり、公平な能力評価ができるからだ。

 

卒業後、全国各地に散らばった同期全員が再集結することはまずなく、

各職種ごとに分かれてしまうため、

その後の教育は基本的には職種毎の教育となる。

 

組織としても、できるだけ優秀な人材により多くの投資するのは当然ですよね? 

 

ライバル達は、すでに陸上自衛隊で色々な事を経験している

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陸上自衛隊HPより引用)

 

格通知を受け取った時から、一般幹部候補生の競争は始まっている。

 

当然のことではあるが、

「U」にとっては、BやUダッシュと比較して自衛隊の知識、経験、体力の面で

スタートが出遅れている。

入校から約3ヶ月間の教育は、

BやUダッシュにとっては、防衛大学校、陸士・陸曹時代、

あるいは高等工科学校(陸自の高校)時代にやってきたことなので、

余裕をもってスタートを切ることができる。

 

また、陸上自衛隊の教育を経験してきているので、

どうすれば効率的に自分の時間を作れるか、

どのように行動すれば教官から良い評価を貰えるのか等、

色々なノウハウを持っているのだ。

 

入校当初は、B及びUダッシュの候補生達が引っ張って行ってくれるが、

それに甘んじていては、いつまで経っても「リーダーシップ」を執れない。

将来の自分の部下のため、自分のためにも、できるだけ早い時期

から勇気を出してリーダーシップを執る訓練をしていかなければならない。

そのためには、しっかりと準備をして「自信」を持つことが重要なのだ。

 

 

僕が学生の頃はBとUは別々の教育で、同じ区隊にUダッシュが5名程度いた。

その人達は、当然やるべきこともよくわかっていたし、

これまでの知識や経験を利用して区隊を引っ張っていく中心的存在となっていた。

中には、自衛隊歴が既に7年という同期もいて、

バリバリの普通科の陸曹としての勤務経験がある同期もいた。

こんなに大きな差があったら、

どんなに頑張っても短い教育期間の中で7年間もの差を埋めるのは難しいよね?(結果、卒業時の成績優秀者の上位5名はすべてUダッシュ)卒業後の頑張り次第で、BやUダッシュとの差は徐々に縮まって行くのだが、

当初の間は大きなハンデを背負って勝負をしなければならない

ということを覚えておいてほしい。

 

そのような不利な状況からのスタートになるが、

経験者と少しでも力の差を解消するため、

幹部候補生学校での生活をより充実させるため、

リーダーとして周りに気を配れるようになるためには、

しっかりと準備をして臨まなければならないのだ。

 

入校までに絶対にやっておくべき5つのこと

1 体力錬成

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入校前に準備をしておくべき最も重要なことは、体力錬成

体力はあるに越したことはなく、体力があれば成績にもプラスに働く。

できていない同期を助ける側に回ることができるので、気持ち的に楽になる。

 

体力面で足を引っ張ると、教育期間中は非常に辛い

ものとなる。

 

幹部候補生学校では、体力検定、高良山登山走(約5.6km)、

藤山武装障害走、総合訓練での100km行軍等の体力勝負。

体力的な部分の評価がかなり大きい。

 

また、初級幹部時代は、それほど頭を使うような仕事をすることはなく、

第1線の小隊長として部下と演習場を駆け回るのがメインの仕事となる。

 

部隊に派遣された後は、

経験は少なくても部下を率いて行く気合と体力が必要なのだ。

 

現在の陸上自衛隊の体力検定は、6種類ある。

 

 1 「共通体力検定」(運動着)

  ① 腕立て伏せ

   ・ 両手は肩幅よりやや広くとり、手のひらを内向きにハの字にして床に対し垂直につける。

   ・ 両足は肩幅まで開いて良い。

   ・ 腕は、肩から足首までを概ね一直線

   ・ 補助者は実施者が屈腕した際のあごの位置に手を置き、実施者はその手のひらに顎がつくまで屈腕し、 当初の姿勢に戻す。

   ・ 休憩の際に腰を曲げ伸ばすのは良いが、ひざを床面につけたり、手足を床面から離してはいけない。

  ② 腹筋

   ・ 両手は組まずに後頭部に重ねる。

   ・ 両膝を90度に曲げ、補助者が両足を固定する。

   ・ 仰向けの姿勢から両肘と両腿がつくまで上体を起こす。

   ・ 休憩するときは、両肘が両腿についた状態で休憩する。

  ③ 3000m走

 

 2 「戦技に直結する体力検定」(迷彩服+装備品)

  ④ 短距離疾走(約50m)

  ⑤ 超壕(約1m)

  ⑥ 重量物(約20kg)の卸下(しゃか)、運搬、積載

 

運動神経の良し悪しは関係なく、

毎日コツコツとやれば必ず向上できるものなので、

入校前には以下の基準はクリアしたい。

 

幹部候補生学校の「共通体力検定」の卒業時の基準は以下のとおり。

これは、あくまで最低基準なので、どんどん錬成をして上を目指そう!

 

  【男 性】

   ◯ 腕立て伏せ(2分間):52回以上

   ◯ 腹筋(2分間):55回以上

   ◯ 3000m走:13分39秒以内

 【女 性】

   ◯ 腕立て伏せ(2分間):26回以上

   ◯ 腹筋(2分間):46回以上

   ◯ 3000m走:16分36秒以内

 

重要なのは、「正しいやり方」でやること

少しでも姿勢が乱れたりすれば、その回数はカウントされない。 

 

卒業時には、殆どの候補生が合格できるまでになるが、

教官達も受け持ちの区隊の候補生が合格できなければ、

必死で尻をたたきながら合格させなければならない。

当然、合格できない者に対する圧力は強くなる。

 

余談になるが、昔は体力検定Ⅱの科目に「ソフトボール投げ」があった。

確か男子の合格基準が45mだったと思うが、球技をやったことのない不得意な人が多く、体力検定で合格させるために「特別錬成隊」というものを作って、同期で協力しあって合格できるまで定期的に錬成していた。

授業とは別の時間で錬成するので、唯でさえ少ない自分の時間が無くなってしまい、自分の首を締めてしまう。

今は、「ソフトボール投げ」「懸垂」「走り幅跳び」は無くなったのでご安心を。

 

体力検定の1発目から合格できていれば、

気持ち的に楽ということがわかりますよね?

 

体力に不安を抱えている人は、体力錬成はしっかりと準備をして入校してほしい。

 

2 水泳(平泳ぎ)

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幹部候補生学校HPより引用) 

 

陸上自衛隊なので、水泳とは無関係と思っている人もいるかも知れないが、

幹部候補生学校では水泳訓練も教育課目に入っている。

近年の日本を取り巻く環境の変化により、

島嶼防衛部隊である「水陸機動団」が編成され、

水泳の重要性は益々高まっている。

また、レンジャー、空挺部隊、特殊作戦群においても水泳は必須科目。

 

「校外水泳訓練」では、佐賀県唐津まで行って実際に海で泳ぐ訓練をする。

各人の泳力によって、4km、2km、1kmのクラスに分けられ、

学校のプールで十分な練習をして本番に臨む。

よって、最低でも海上で1kmは泳げなければならないのだ。(当時)

(ちなみに防大卒者は、防衛大学校で8kmの遠泳を経験している。)

 

水泳が得意な人は何てことはない距離なのだが、

泳げない人にとっては地獄・・・

泳げない人のために「特別錬成隊」が編成され、

教官指導の下でみっちりと泳げるまで訓練される。

 

水泳訓練は、基本的には体力の消耗が少ない「平泳ぎ」なので、

この訓練を乗り切るためには、平泳ぎを練習しておくと良い。

 

3 陸上自衛隊の基本(組織・階級・装備品等)等の予習

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陸上自衛隊HPより引用)

 

正直、僕はあまり準備をしていかなかったので、苦労した。

 

幹部候補生学校では、安全保障や日本の防衛政策から自衛隊の規則、防衛関連法規、陸自の装備品、戦術、戦史等について、広く・浅く学習する。

戦闘戦技訓練、格闘、銃剣道自衛隊体操等の実技課目を合わせると

想像以上に覚えるべきことが多く

試験もあるので限られた時間で1から覚えるのは結構大変だ。

時間に余裕のあるうちに、予め覚えられることは覚えておけば、

心に余裕を持って教育に臨めるし、理解度・習熟度も変わってくるはず。

 

陸上自衛隊の装備品をまとめた雑誌やネットでも情報は転がっているので、

是非予習をしておいて欲しい。

 

事前の学習に使えるサイトや書籍は、

 

 ◯ 陸上自衛隊HP(装備): http://www.mod.go.jp/gsdf/equipment/index.html

 ◯ 防衛白書防衛省HP):http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/ 

 

 ◯ 平成29年版防衛白書

平成29年版防衛白書

平成29年版防衛白書

 

  ・ 幹部自衛官の必携書。

  ・ 日本を取り巻く安全保障環境から、自衛隊の取り組みまで理解するにはコレ!

 

 ◯ 平成30年版 防衛ハンドブック

平成30年版防衛ハンドブック

平成30年版防衛ハンドブック

 

 

 ◯ 防衛装備年鑑2018−2019

自衛隊装備年鑑2018-2019

自衛隊装備年鑑2018-2019

 

 

 ◯ 陸上自衛官服務小六法

陸上自衛官服務小六法 平成29年版

陸上自衛官服務小六法 平成29年版

 

  ・ 陸上自衛官としての心得や服装規則など、陸上自衛官として知っておくべき規則集

  ・ 教育で必ず使用するため、ざっと目を通しておくだけでもメリットは大きい。

 

 4 戦史の予習

  ・ 湾岸戦争

  ・ 朝鮮戦争(卒業前に韓国研修があり、将来必ず勉強する。指揮幕僚課程の試験範囲)

  ・ 沖縄戦(国土戦で多くの教訓を残した戦いなので、自衛官としては必須の戦史。指揮幕僚課程の試験範囲)

 

 

戦史教育では、沖縄戦湾岸戦争史について学ぶ。

高校生の時に日本史や世界史で学んだと思うが、

幹部候補生学校の戦史教育においては、戦略的・戦術的見地から、

どのような戦いで、どのような教訓を得て、指揮官の統率はどうだったのか等

について学ぶ。

 

戦史教育は、卒業後の初級幹部課程(BOC)や上級幹部課程(AOC)、

指揮幕僚課程(CGS)でも陸自の教育でずーっと付いてくるものなので、

入校前に一通り勉強してみてはどうだろうか?

 

中々、とっつきにくいので、あまり興味が湧かない人は、

映画やドキュメンタリーDVDを通して、

戦争が起こった原因や戦闘の流れ等について

頭にいれておくだけでもメリットは大きい。

 

僕の候補生時代、久留米市内の飲み屋で歴史好きの民間の方と戦史の話をしたり、

意見を聞かれたりしたこともあったので、

恥ずかしい思いをしないためにも自衛官の一般教養として戦史は

しっかり勉強しておこう。

 

個人的におすすめは、雑誌の歴史群像」シリーズ(写真や図表入りで初学者にとってわかりやすい。)戦史を学び続けなければならない幹部自衛官であれば、これらを持っておいて損はないでしょう。

 

 ↓ の他にも、歴史群像から関連雑誌が出ているので、検索してみてください。

書店には中々在庫がなく、値段もそれほど高くないので、入手できるときに収集しておいたほうがいいと思います。

 

【バーゲンブック】 湾岸戦争-歴史群像アーカイブ15

【バーゲンブック】 湾岸戦争-歴史群像アーカイブ15

 
朝鮮戦争―38度線・破壊と激闘の1000日 (新・歴史群像シリーズ 8)

朝鮮戦争―38度線・破壊と激闘の1000日 (新・歴史群像シリーズ 8)

 

  

それから、戦史課目ではないけれど、統率(リーダーシップ)の課目で

八甲田山死の彷徨(新田次郎著)」を読んで、

感想文を書く課題があるので、余裕のある人は事前に読んでおくと良い。

 

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

 
指揮官の決断―八甲田山死の雪中行軍に学ぶリーダーシップ (中経の文庫)

指揮官の決断―八甲田山死の雪中行軍に学ぶリーダーシップ (中経の文庫)

 

 

    

5 英語能力の向上 f:id:future_oriented:20180622105042j:plain

 

 ・ TOEIC(L&R):500点は欲しい。

 ・ 軍事英語:「軍事英語ハンドブック(学陽書房)」が入手できればいいが、教材は入校後貰えるし、基本的な軍事英語なので、入校後のスタートでも問題ない。

 

陸上自衛隊は、海外派遣や米軍等との共同訓練を行っているため、

特にB・U幹部として英語能力は必須

英語ができれば、海外派遣や留学、在外公館警備対策官、防衛駐在武官等、

日本国外へ出て仕事をする機会も増える。

 

陸上自衛隊で英語の能力評価として使われるのが、

陸自独自の「語学能力調査(通称、語能調(ごのうちょう))」とTOEIC(L&R)

留学等の人員選考には、

主にTOEIC(L&R)の点数が選考基準となる。

毎年作成するの「経歴管理」にはTOEIC(L&R)の点数も記載する箇所があり、

点数が高ければ、留学や英語を使用した職務に就ける可能性が広がる。

もちろん、幹部候補生学校でもTOEIC(L&R)は受験する。

 

また、幹部候補生学校では「敬礼」「回れ右」等の号令、

「手榴弾」「戦車」等の装備品名、階級等の軍事英語の基礎を勉強する。

おそらく、殆どの一般大学卒業者にとっては馴染みのない分野。

 

軍事英語を本格的に学ぶのであれば、

卒業後に上司と相談して小平学校(英語の他にを教育する自衛隊の語学学校。東京都小平市に所在し、同駐屯地に警務、会計、情報職種の学校もある。)への入校も可能である。

 

ちなみに、

陸上自衛隊の英語の教育については、AOE(幹部上級英語課程)と

POE(幹部普通英語課程)の2つの課程があり、

AOEは英語通訳者を育成するための課程であり、

TOEIC(L&R)で730点くらいあれば問題ない。

 

POEは、TOEIC250点くらいの学生でも入校できるが、

卒業基準が500点なので、軍事英語も勉強しながら5ヶ月程度で500点まで上げるにはかなりの苦労を要する。

POEに入校するのであれば500点くらいの点数は保持しておいたほうが良い。

 

部隊には、英語ができる要員が殆どいないため、

POE卒者でも英語の通訳をやらされる場合もある。マジ、地獄・・・

 

英語能力は必須。TOEIC(L&R)の点数が高ければこれから先、

色々なメリットあり。

 

 

おすすめの教材は、↓

TOEIC(L&R)ってテクニックだけで150点くらいすぐに上がるんです。

なぜなら、時間を有効に活用して、点数を取りやすい問題で得点を稼ぐ戦略が点数アップの鍵だから。

 

この本には、どのような順番でどのように解答していけばより効率的に得点を稼ぐことができるかが書かれている。

 

これまで、TOEIC試験をあまり受けたことがない人

点数が500点前後の人にはおすすめ。

 

ちなみに、

陸上自衛隊の英語教育をしている小平学校の普通英語課程でもおすすめをしています。僕も使いました。

 

CD-ROM付 TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

CD-ROM付 TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

 

 

それから、本番さながらの問題で試験への準備をするためには、コレ。

まずは、問題形式に慣れ、実践を積み重ねることが重要なので、同じ公式問題集を何度も(最低3回)解けば点数はかなり伸びる。

 

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

 

 

 

以上が、陸上自衛隊一般幹部候補生が入校までに必ず準備しておくべきことになります。 

 

入校前の準備が如何に大切かをわかってもらえましたか?

 

陸上自衛隊に限らず軍隊は「結果がすべて」の世界なので、

「勝つ」ことに貪欲になってほしいと思います。

何をやるにしても、「勝つ」ためには、しっかりとした準備が必要です。

 

受験勉強もそうですよね?

 

立派なリーダーになって、将来、部隊で楽しく部下と仕事をしていることを

想像しながら、しっかり準備をしてくださいね!

 

よかったら、下記の記事も目を通してみてください。

きっと役に立つと思いますよ。

 

future-oriented.hatenablog.com

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日も皆様にとって良い1日となりますように!

 

元・国防男子 「大吉」